読書のススメ その2
2みなさんこんにちは。作業療法学科教員 中村です。
2017年も残すところ1週間となりました。
何かと気ぜわしい師走ですが、体調不良や事故などないよう心がけたいものです。
さて、今回は、私が最近読んだお薦めの本をご紹介いたします。
(作業療法の専門書ではありませんが…)
小国士朗著「注文を間違える料理店」あさ出版 です。
「注文をまちがえる料理店」とは、はたしてどんなお店なんでしょう??
(以下、Forbes Japanの小国さんの記事より引用)
『…一言で言うと「注文を取るスタッフがみんな"認知症"のレストラン」です。
認知症の人が注文を取りに来るから、ひょっとしたら注文を間違えちゃうかもしれない。
だから、あなたが頼んだ料理が来るかどうかはわかりません。
でも、そんな間違いを受け入れて、間違えることをむしろ楽しんじゃおうよ、というのがこの料理店のコンセプトです。…』
これって、私達の日常の人間関係にも当てはまると思いませんか?
「こうでないといけない」「こうしないと周りに迷惑」といった既成観念は、時に、優しさを奪ってしまうことがあるように思います。
誰かに許される経験は、別の誰かへの優しさにつながるようにも思います。
認知症があっても、誰かと関わっていたい、できることをしたい、誰かにありがとうと言ってほしい…そんな当たり前を実現するためには、お互いに寛容な社会をつくることが大切なのかな、と感じました。
寒い季節に読むと、心がホッコリ温かくなるような本です。
さて、琉球リハビリテーション学院の次のオープンキャンパスは1月13日(土)です。
進学に関して悩んでおられることにも、教員が丁寧に対応させていただきます。
また、進学に興味がある方、悩んでおられる方には随時の個別オープンキャンパスでじっくりとご相談に応じることもできますので、ぜひ、ご検討ください。
お待ちしています。