実習の準備
みなさん、こんにちは。
作業療法学科教員 中村です。
去った1/24はムーチーの日でした。
沖縄ではムーチーの日の頃の寒さは「ムーチービーサー」と言い、年間の最低気温が観測されることが多いようです。
まだしばらくは寒さが続くと思いますので、体調管理には気をつけましょう。
さて、以前にもこのブログで取り上げたことがありますが、いよいよ2月5日からは2年生の評価実習が開始します。
今日は、地域領域(通所、就労等)で実習をする学生さんよりリクエストをいただき、実習対策を行ないました。
事業所で過ごしている時間以外の対象者の方の生活も知ること、なぜそのサービスを使っているのかケアプランでしっかりと確認を取ること、標準化されている検査・測定が困難な時どのように代替するのか、チームとして目的を共有することの意味…講義の時とは違った緊張感をもって、いいディスカッションができたように思います。
時間の最後に、参加した学生さんからこんな質問がありました。
「先生が指導者だったら、どんな学生に来てほしいですか?」
想定外の質問でしたが、私からは「相手の存在に関心をもってくれる学生さんは、応援すると思うよ」と伝えました。
もちろん、専門職としてそれだけでは不足です。
ですが、相手の思いに関心を寄せ、生活の困りごとに共感し、一緒に解決方法を考え、歩調を合わせて共に歩める作業療法士になってほしいと思いますし、その思いがあれば知識や技術も追い付いてくるのでは、と思っています。
学生さんと出会っている今は高齢者でも、誰かの大切な子ども時代があり、誰かを愛し誰かに愛されて家庭を築き、仕事を一生懸命頑張って家庭を守ってこられた、そんな歴史があるはずです。
そんな対象者の人生をイメージして、大事な作業を支えて欲しいと思います。
とは言え、本格的な実習は初めての学生の皆さんにとって、今回の実習はうまくいかないことも多々あると思います。
それも材料にして、一回りも、二回りも、成長して帰って来て欲しいと思います。
さて、次回のオープンキャンパスは2月3日となっています。
対象者の生活を支えるスペシャリストである作業療法士に興味のある方、ぜひ、ご参加くださいね。
お待ちしています。