沖縄そばの手打ち体験
みなさんこんにちは。作業療法学科教員 中村です。
一時期は寒い寒いと言っていましたが、先週くらいから急に春めいた気候になって来ましたね。
学生さんの服装も、少し軽やかになって来た今日この頃です。
さて、琉球リハビリテーション学院では、1月下旬から中国からの短期留学生をお迎えして、各学科の体験や、マリンアクティビティ等を行なっています。
そして、先日の作業療法学科の体験では、「沖縄そばを手打ちで作ってみよう」という企画をしてみました。
強力粉をこねて少し寝かせた後、麺を細く切っていきます。
かなり頑張って生地を薄くのばし、細く切ったつもりでしたが…
良く言えば、なかなか食べ応えのある、コシの強い沖縄そばになりました(笑)。
「片手でいなり寿司ができるかな?」という、ワンハンドクッキングも体験してもらいました。
実際の片麻痺の方が編み出した方法をお伝えすると、学生さん達は「お~~」と驚いていました。
人参しりしりも、釘つきまな板で皮をむき、細切りにする体験をしていただき、「こんな道具があるんですね」と驚いていました。
最後はみんなでランチタイム。
沖縄の味と、作業療法の体験ができて、みんな大満足だったかと思います!!
さて、今年度最後のナイトキャンパスは、2月23日となっています。
ぜひ、ご参加くださいね。お待ちしています。
浴衣の着付けに挑戦!!
こんにちは、当学院では1月下旬より中国からの短期留学生の受け入れを実施しています。
今回は作業療法学科の体験として、浴衣の着付けを行いました。
日常生活で行われる動作すべてが作業療法の対象となりますが、着付けは日常ではないですよねー(笑)
ですが、文化として日本人に必要な動作ではあります。また、仕事や趣味、好みなどで生活の一部になっている方もいらっしゃいますよねー。
馴染みがなくても、夏まつりやお正月、七五三、成人式など特別なイベントに必要な動作でもあります。
ですから、日常に行われない動作であっても作業療法の対象となることもあります。
と言うわけで、「作業療法学科体験&日本文化との交流」と題して講義しました。
男の子も女の子も興味津々でした。可愛く着飾って各々写真を撮って楽しみました。
おどろいた事が一つ。
全く馴染みのない中国短期留学生の学生さん達、浴衣を着ると
なぜだか?? 内また・すり足になっていました(笑)
とっても楽しい時間を過ごしました。
作業療法と環境
みなさん、こんにちは。作業療法学科教員の中村です。
先日は立春でしたが、強烈に寒かったですね。
寒いと姿勢が悪くなりますし、肩も凝りますよね。早く暖かくなりませんかね…。
さて、私は先日出張に合わせてお休みをいただき、東京都の世田谷区にある看護小規模多機能型居宅介護「ナースケア・リビング世田谷中町」に見学に伺いました。
看護小規模多機能型居宅介護(略して「かんたき」)は、平成24年から創設された介護保険サービスのひとつで、退院後のスムーズな在宅生活への移行、病状が不安定な方や看取りへの対応、ケアする家族のレスパイト等のニーズに応える機能を持っています。
ナースケア・リビング世田谷中町には、私が大変尊敬している作業療法の村島久美子先生が関わっておられ、環境に配慮した施設デザインや、ケアスタッフへのアドバイス等を行なっておられます。
例えば、上記の2つの写真ですが、視力や認知機能が低下した高齢者に対して、
・触ってほしくない扉の取っ手はコントラストを付けず、存在感を目立たせない(上のクローゼットの写真)
・分かりやすく、使いやすくしたいトイレの扉の取っ手は、コントラストを際立たせ、分かりやすくする。また、そのスペースの目的が何なのかをビジュアル化する(下のトイレの写真)
…という工夫がされています。
確かに、初めて訪れた人にとっても「ここはトイレだ!」というのが、一目瞭然で分かりやすいですよね。
お風呂の手すりは、カタログ等を見ても白系が多いですが、こちらはビビットな赤です。
お風呂は湯気で視界がぼやけがちですが、この手すりなら安心して掴めますね。
認知機能が低下した人は環境の変化に弱く、見当識の低下(ここはどこだろう?を理解する力)や、不安により「道迷い」という症状が出ることがあります。
そういった症状に配慮して、こちらの施設の居室の壁紙はすべて違う色が使用されていました。
いちいち聞かなくても大丈夫なように、目印があると安心できますね。
管理者の方とお話ししている時に、ふと気付いたことがありました。
高齢者施設の多くでは、BGMとして演歌や民謡、童謡などが流れていることが多いのですが、私が伺った際にはジャズが流れていました。
「ジャズなんですね、おしゃれですね」の質問に、「今日はお若い頃に声楽をされていた音楽好きな方がいらしているので、この選曲なんですよ」とのことでした。
手持無沙汰で、ただなんとなくBGMやテレビを流しがちですが、それもまた環境と捉える視点、とても大事だと感じました。
そして、違う利用者さんは、スタッフのサポートを受けて、ぬか漬けを混ぜておられました。
日常的な生活の中に、その人ならではの役割を持っていただくのも大事なケアです。
作業療法士の村島先生が関わられることで、人的・物的環境の両面から利用者さんの生活行為を支える質の高いケアが展開されているのが、よく分かりました。
現在、看護小規模多機能型居宅介護には作業療法士の配置は必須ではありませんが、生活のプロデューサー・サポーターとして、作業療法士の可能性を感じることができた有意義な見学となりました。
村島先生、ありがとうございました。
さて、琉球リハの今年度のオープンキャンパスも、残すところあと1回、2/23(金)のナイトキャンパスのみとなりました。
ナイトキャンパスは、文字通り夜の開催ですが、もし昼間の方が都合が付くという方には、個別での対応もしています。
作業療法に興味がある方、ぜひ、おいでください。お待ちしています。
いよいよ実習始まります!!
皆さんこんにちは。
作業療法学科の與谷です。
タイトルの通り、いよいよ来週から作業療法学科の2年生たちは、“臨床実習”が始まります!!
臨床実習は、今まで1年生から学校で学んでいきたことを実際の病院や施設の現場で実践することとなります。
初めての実習は想像以上に緊張と不安に襲われることもあり、学校で出来ていたことが上手く実践できないことも多々あります。
ですが、現場での体験はとても貴重で『百聞は一見に如かず』というように、この経験をとおして今まで学んできたことが、よりリアルな経験として蓄積され大きく成長して帰ってくる学生さんも沢山います。
本日は、実習前最後の昼間・夜間主合同ホームルームを行い、実習に臨む上での最終確認と皆で実習を乗り切れるように祈願しました!
最後まで諦めずに頑張れーーー!!
教員一同も全力でサポートしていきます!
医療職に興味のある方はぜひ2月3日のオープンキャンパスにもお越し下さい。
詳しくはこちら↓
最後までお読み頂きありがとうございました。
実習の準備
みなさん、こんにちは。
作業療法学科教員 中村です。
去った1/24はムーチーの日でした。
沖縄ではムーチーの日の頃の寒さは「ムーチービーサー」と言い、年間の最低気温が観測されることが多いようです。
まだしばらくは寒さが続くと思いますので、体調管理には気をつけましょう。
さて、以前にもこのブログで取り上げたことがありますが、いよいよ2月5日からは2年生の評価実習が開始します。
今日は、地域領域(通所、就労等)で実習をする学生さんよりリクエストをいただき、実習対策を行ないました。
事業所で過ごしている時間以外の対象者の方の生活も知ること、なぜそのサービスを使っているのかケアプランでしっかりと確認を取ること、標準化されている検査・測定が困難な時どのように代替するのか、チームとして目的を共有することの意味…講義の時とは違った緊張感をもって、いいディスカッションができたように思います。
時間の最後に、参加した学生さんからこんな質問がありました。
「先生が指導者だったら、どんな学生に来てほしいですか?」
想定外の質問でしたが、私からは「相手の存在に関心をもってくれる学生さんは、応援すると思うよ」と伝えました。
もちろん、専門職としてそれだけでは不足です。
ですが、相手の思いに関心を寄せ、生活の困りごとに共感し、一緒に解決方法を考え、歩調を合わせて共に歩める作業療法士になってほしいと思いますし、その思いがあれば知識や技術も追い付いてくるのでは、と思っています。
学生さんと出会っている今は高齢者でも、誰かの大切な子ども時代があり、誰かを愛し誰かに愛されて家庭を築き、仕事を一生懸命頑張って家庭を守ってこられた、そんな歴史があるはずです。
そんな対象者の人生をイメージして、大事な作業を支えて欲しいと思います。
とは言え、本格的な実習は初めての学生の皆さんにとって、今回の実習はうまくいかないことも多々あると思います。
それも材料にして、一回りも、二回りも、成長して帰って来て欲しいと思います。
さて、次回のオープンキャンパスは2月3日となっています。
対象者の生活を支えるスペシャリストである作業療法士に興味のある方、ぜひ、ご参加くださいね。
お待ちしています。
海洋リハビリテーション科での授業
こんにちは!作業療法学科教員の楠木です。
お正月が明けてずいぶん経ちますが、明けましておめでとうございます(笑)
実家に帰省していた生徒たちからお土産をもらい、心も身体も肥えている今日この頃です。
さて、先日は海洋リハビリテーション学科の生徒さん向けに、「OTってなに?」を体感してもらう授業をさせていただきました。
リハビリとは?から、実際に動作分析にチャレンジしてもらい、少しワークを行った後、私が昔関わらせていただいた患者様の事例を紹介し、最後は学生にリハビリプログラムを立てて貰いました。
「ルールはひとつ。ワクワクするプログラムであること!」
という課題に、海洋の生徒さんたちは「どうする?どうする?」とワイワイしながら、こんなプログラムを考えてくれました。
うーん、短時間でこの出来!素晴らしいです!!
自分が思い描くワクワクする未来はどんなだろう?
リハビリの目標に限らず、日々の生活の中でも、そんな気持ちを忘れずに、その未来に向かって過ごせたらいいですね。
生徒さんの感想文を読ませて貰うと、作業療法が少しわかった気がする!といったものもあり、嬉しい限りです。
馴染みのない方には難しく感じてしまう「作業療法」とは何なのか?
もし気になる方かいらっしゃいましたら、2/3(土)のオープンキャンパスに是非お越しください!
お会い出来るのを楽しみにしております!