実習のお話
みなさん、こんにちは。作業療法学科の中村です。
作業療法学科の最終学年である3年生は、7月24日から最後の臨床実習で、県内外の実習地で頑張っています。
週末や休みの日に、学院に課題のアドバイスを求めて来る学生さんたちを見ていると、入学した時からの成長を感じて、ジーンとしたりしています。
入学を検討されているみなさんの中には、リハビリの学校の実習は課題が多くてコワイ…と思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
作業療法学科の実習は、通常1名の対象者の方を担当し、その人のことを知る(評価)、治療の計画を立てる、治療を行なう、振り返り考察をする…という内容で進めていきます。
疾患や障害のことだけでなく、相手の思いや希望を聴き取り、バランスの良いアプローチを考えるのは、学生にとってなかなか難解な課題ではあります。
私が実習に行ったのはもう20年近く前になってしまいましたが、確かに、できない自分に直面するつらさがありました(課題が進まない夜に「台風、来ないかな…」と思ってしまう時もありました…)。
しかし、今思い出してみると、学生のために自分の体を貸してくださり、時に励ましてくださった対象者の皆様、そして粘り強くご指導くださった現場の先生方には、本当に感謝の思いばかりです。
直接お礼を伝えることができなくても、自分が作業療法士である限りは成長し続けることが、お世話になったみなさんへの恩返しなのかもしれませんね。
最終学年の皆さんが有意義な実習を送れるよう、しっかりと学院にてバックアップしたいと思っています。3年生のみんな、ちばりよー!!