実習地訪問に行って来ました
みなさんこんにちは。作業療法学科教員の中村です。
先週、県外の実習地訪問に行って来ました。
山口県山口市にある「夢のみずうみ村山口デイサービスセンター」です。
学院長の藤原茂先生が開設・経営されている全国的にも有名なデイサービスです。
入口には「人生の現役養成道場」という看板がかかっています。
なんだかワクワクしますね。
「夢」と大きく書かれた送迎車。山口市、防府市、その周囲では、とっても有名なんですよ。
さて、施設の中に入ると、こんな景色が広がります。
夢のみずうみの家具は、おしゃれではないし、企画もそろっていません。
お茶をを飲むコップも不揃い、セルフサービスです。
そこに、意味があるのです。
ご自宅での「生活」を想定して、環境からアプローチしていきます。
そして、自立を目指し、自己選択・自己決定方式で自分から動いていく場です。
そこでは、手を貸し過ぎない、ご本人の力を引き出す介護、作業療法が提供されています。
たんす街道。
自分の貴重品は、自分で管理します。
同時に、自宅での生活を想定した移動の練習も行なえます。
「何が買いたい?」「予算は?」「移動手段は?」を考え、実行に移すプロセスを考える、実行する、振り返る…作業療法は、このような生活行為を支援するプロフェッショナルです。
そして、生活を豊かにする趣味・レクリエーションを提供することも、作業療法の役割です。
今回実習している学生さんは、藤原学院長と相談して、地元のホームセンターで木材を購入し、車いすの人も使えるカーリングを制作したようです。
利用者さんに楽しんでいただけるといいですね。
実習の残り期間も、頑張ってくださいね!!