コミュニケーションについて
みなさんこんにちは。
作業療法学科教員の中村です。
2018年が始まりました。
学院はこれから年度末にかけて、期末試験、評価実習、国試対策等で、大変忙しい時期になります。
勉強や実習準備で多忙になりますが、健康管理には気をつけましょう。
さて、作業療法学科の1年生は、昨年末に県内の病院・施設に4日間の見学実習に行って来ました。
どの実習でもそうなのですが、実習が終了して学院に戻って来た際には、実習で経験したことを整理したり、新たな角度から見つめ直すために、教員と『フィードバック』というやり取りを行ないます。
今回、私が担当させていただいた学生さん達は、精神科病院での見学実習をさせていただきました。
そこで、「どんな方々に、どんな作業療法が提供されていたのか」「そこで対象者の方々はどんな生活を送っておられ、どんな課題があると感じたか」「作業療法の対象者の方々と、どんなコミュニケーションをとれたか」「作業療法士以外の職種の方々はどんなアプローチをしていたか」等々、ディスカッションをしました。
さすが作業療法士の卵の学生さん、キラリと光る視点で、いろいろな気付きを報告してくれました。
その中で、私自身がハッとさせられた言葉がありました。
初めての精神科病院の実習で戸惑う学生さんに対して、指導者の先生から「自分のコミュニケーションのクセを理解してみよう」とアドバイスがあったそうです。
学生さんは、そのアドバイスをいただいたことをきっかけに、4日間の実習を振り返り、次の実習に向けての自分の課題を考えることができていました。素晴らしい!!
作業療法には、『自己の治療的利用』という考え方があります。
自分の性格、人生経験、趣味…といった特徴そのものを、治療に活用するというものです。
そのためには、自分のこと(強み・弱み)を知ることは大事です。
上記のようなアドバイスをくださった指導者の先生も、そのアドバイスにもとづいて一生懸命考えることができた学生さんも素敵だな、作業療法っていいな、と改めて思った出来事でした。
そんな作業療法について知りたいと思った方は、ぜひ、1月13日(土)のオープンキャンパスにおいでください。
お待ちしています!!